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クリスは、インドネシアやマレーシア、ブルネイ、タイ南部、フィリピン南部で主に見られる、独特の非対称の短剣である。英語では''Kris''ないし''Keris''と表記される。武器であり霊的なものでもあるクリスは、幸運ないし悪運を持つもつ存在と考えられる。 2005年、インドネシアのクリスはユネスコの無形文化遺産(工芸)に登録された。 == 語源 == どのように生じたのかを確かめる事はできないが、クリスという言葉はジャワ語の起源を持つ。''Keris''という言葉は、「刺す」や「貫通する」という意味の古いジャワ語の''ngeris''から生じた可能性もある。''Kris''はこのジャワ語の英訳である。 クリスはもっと頻繁に使われる言葉だが、これは主に西洋世界に関係がある。晩年のBambang Harsrinuksmoによって書かれた「''Ensiklopedi Keris(Keris Encyslopedia)''」という題の、大衆向けのジャワ語の本によって例示されているように、短剣の原産地において''Keris''という言葉は、もっと大衆的である。''Keris''を好む収集家もいれば、''Kris''を好む収集家もいる。ヨーロッパの植民地開拓者によって使われた他の綴りとしては、''cryse''、''crise''、''criss''、''creese''が含まれる。 ''Kris''は、フィリピン南部で発見されたモロ族のクリス刀と、フィリピン諸島の他の至る所で発見されたクリスダガーを区別するためにも大雑把に使われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クリス (短剣)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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